より静かな航空機や自動車。 より高効率な自動運転車両。~SIMULIA PowerFLOW 6-2019 Advanced Designのご紹介~

 

より静かな航空機や自動車。より高効率な自動運転車両。これらは、SIMULIAが新しくリリースしたPowerFLOW®6-1019で達成できるいくつかのデジタル設計の例です。PowerFLOWが用いている熱流体解析手法格子ボルツマン法の第6世代のDIGITALPHYSICS®について紹介します。

 

新しい機能として:

  • 新物理モデルの搭載と機能拡張
  • 格子ボルツマン法によるハイブリッド遷音速時に於けるエネルギーソルバーの搭載
  • Selective Velocity Freeze機能
  • 高精度をもたらす新しい熱および音響解析
  • 汚れ付着機能の改善
    ○新しい可視化機能

 

◆今回の新リリースのテーマ「Advance Design」の意味するもの◆

 

PowerFLOW 6-2019は、乗員や車両近くの歩行者に騒音として影響を与える、車両および車両に付随するサブシステムから発生する音響信号の設計に適用できます。サブシステムには、HVACシステムのレイアウト等も含まれますが、排気システムや冷却ファンシステムなども含まれ、車両以外にも航空機の騒音の設計にも利用できます。新物理モデルと機能拡張により、現実世界の現象を正確に捉えるための忠実度が本質的に向上します。

 

これまで以上の高周波数範囲で「実現象に於ける経験どおり」に騒音を聴き取り、騒音源までさかのぼって追跡することで原因を探り、低騒音化のために形状を変更することができます。ハイブリッド遷音速時に於けるエネルギーソルバーの搭載は、旅客ジェット機から周囲環境への騒音伝播、特に離着陸形態時の騒音特性を正確に予測し、より静かな航空機の設計を可能にします。

 

乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP : Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure)の適用開始に伴って、実測試験数の大幅増が予想され、車両のリリース遅延が危惧されますが、PowerFLOW 6-2019は、新規または既存の車両のデジタル認証の迅速化に活用いただけます。PowerFLOW 6-2019およびPowerFLOW 5-2019に組み込まれている新しいSelective Velocity Freeze機能により、車両開発プロセス全体でデジタル認証の設計が可能になり、物理的なテストが削減され、リリースの遅延を防ぎます。

 

自動運転および電気自動車エンジニアリングに対する利点

 

PowerFLOW 6-2019は、急速に進化する世界的に競争の激しい環境の中で、自動運転電気自動車のデジタルイノベーションを加速します。自動運転走行車は、静粛性、持続可能、高信頼性、高効率であるため、その設計では多数の新しいコンセプトを迅速に評価する必要があり、そして有望な設計を短期間で選択し開発しなければならないことから、これまでの車両設計以上の困難さが増します。

 

新しい音響分析機能を使用して、総合的な車両騒音特性を作り出し、HVACシステムや冷却ファンによる騒音、さらには風切り音を低減することで、乗客の快適性を向上させるように車両を設計できます。PowerFLOW 6-2019の空力と汚れ付着に関する機能改善によって、設計者による空力性能の向上を可能にすると同時に、運転者の視認性を改善し、自動運転システムで使用されるセンサーやカメラの汚れを回避可能な設計ができるようになります。それらは自動運転電気自動車の開発において大きなアドバンテージとなります。新しい熱解析機能により、効率的なエネルギー消費と車両設計に不可欠な車両エネルギー管理およびバッテリ熱管理のための複雑な車両システムの迅速な評価が可能になり、車両充電中の過熱などの熱安全問題に対処できます。

 

新しい結果の可視化機能

 

PowerFLOW 6-2019では、現実の世界における製品の性能の可視化と探索のためのツールと機能を導入しています。

 

  • 新しい根本原因分析Root Cause Analysis [RCA] ツールは、故障の影響を受けやすいハイテク部品や電子機器、ワイヤ、ハーネスを含む電化されたパワートレインなど、複雑なアセンブリで発生する可能性のある熱的ホットまたはコールドスポットをより迅速に特定します。
  • PowerVIZプロジェクトエクスプローラは、生産性と使いやすさのための専用のダイアログで、プロジェクト全体の概要とともにより快適な対話的な操作を提供します。Realistic Renderingは、複雑なシーンや詳細なジオメトリのレンダリングパフォーマンスを高速化し、現実世界でデザインを体感し、デザインやエンジニアリング、および管理のあらゆる関係者から協賛を得るための新しい3DEXCITE Stellar 2018xレンダリングライブラリで飛躍的な進歩を遂げます。

 

PowerFLOWについての詳細な情報は、こちら
https://www.3ds.com/products-services/simulia/products/powerflow/

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