~なぜ3Dエクスペエリエンス オン ザ クラウド?~ 共通言語としての3D
■コラボレーションに必要な共通言語になる“3次元”の世界
分かりやすいさって大事ですよねー、スミちゃん。
確かに、セバちゃんの性格って分かりやすい。顔に出やすいし、たとえスベッたとしても決してへこたれない、強いメンタルを持っていることもみんな知っているよ。
いや、そういうことではなくて…
じゃあ何なの?
この前引っ越しのために不動産屋を訪れたんですけど、図面が全部平面だったんで、部屋のイメージが湧かないんですよね。実際に家を見てもらうために、わざと分かりにくくしてるのかな。
そんなことはないと思うけど、確かに図面って2次元よりも3次元のほうが間違いなく分かりやすいな。
スミちゃん、2次元だって捨てたもんじゃないですよ。なかには2次元が大好きなアニメ好きの人もたくさんいるんですから。私の仲間内では…
ユイちゃん、ちょっと話が変な方向に行きそう…話を戻してもらえますか、スミちゃん。
そ、そうだな。例えば製品などが書かれた図面も、2次元図面を読み解く、イメージを膨らませるのはそれなりの知識と経験が必要に。設計者の人はもちろん理解できるけど、経営層やマーケティング部門の人、あとは現場で組み立てる製造の人などにイメージ通りに伝えるのは、当然3次元でのデータがあったほうがいいだろ?
それはおっしゃる通りですね。でも、わざわざ2次元データから3次元に表現し直すのは大変な気もします。
2次元の図面だけにMAP、MAP(アップ、アップ)といったところかな。
図面は「MAP」よりも「drawing」のほうが一般的かな。
確かにおっしゃる通りで。
まあ、セバちゃんのダジャレは置いておいて。3次元CADを使えば設計した製品形状がそのまま3次元で再現できるので、視覚的に完成図をとらえることができるようになるわけ。
そうか、CATIAで作成した3次元データを使えば、プレゼンテーションでも使えるし、デザインレビューだって容易に行えるように。設計で作成したデータがいろんな場面で活用できるんですね。
そうそう、データの有効活用という面で無駄にならないし、誰にでも伝わるという意味では「共通言語」として3次元データが使えるようになる。
フランス語は日本語と全然違うので、結構頑張って勉強しましたけど、3次元データは人類みな共通、言語が違う人たちにも視覚的に分かるというのはすごいですね。
しかも、CATIA 3DEXPERIENCE on the Cloudは、スマートフォンやタブレットなどでも手軽に3次元データを見ることができるよう、タッチ操作に特化した機能があるんだ。
そうなんだー。確かに現場にPCを持っていっていちいち見るのも大変ですしね。
マウスがなくたってビューワーの中で断面を切ったり寸法を測ったりできるので、とっても重宝するって評価も高いよ。
ちょっとやってみてもいいですか?おお、これは便利だなー。
だろ!まさに3次元データが関係者同士の円滑なコラボレーションに役立つわけさ。
CADがコラボレーションのツールになるなんて、考えたこともなかったですー。
CADだけに、「コラボレーション、あるから、大丈夫」の頭文字をいってCAD、というのは…
ちょっと苦しいなあ。
そのメンタルの強さ、俺から120点あげるよ。
あざーす。
●スミちゃん
冷静沈着にして物知り、社歴が長く製品知識も詳しい。徳島出身、普段は物静かだが、幼いころから阿波踊りに親しんでおり、祭囃子が聞こえてくると体が勝手に動きだす。年齢はシークレット。
●ユイちゃん
アニメ好きでオタク気質。気持ちは永遠の17歳、気持ちが素直なぶん、ツッコミが厳しい。本音トークを信条にしている。業界動向には精通しているものの、まだ転職して間もないため、製品知識は不足気味。
●セバちゃん
人間より牛が多いフランスの片田舎出身。鋼鉄のメンタルを持ち、得意?のジョークを飛ばしてウケないながらも周りを明るくする。いわゆる“スベり芸”の持ち主。一番の若手。
>> ユイちゃん、セバちゃん、スミちゃんが「3Dエクスペリエンスon the Cloud」を解説しています。こちらも併せて是非ご確認ください。
【バックナンバー】これで丸わかり!?クラウドトレンド座談会~全10回~
第一回:WHY CLOUD 第二回:円滑なコラボレーション 第三回:First PDM 第四回:協調設計 第五回:2次元から3次元に 第六回:設計資産の再利用 第七回:DMU/キネマティクス/コンポジット/パイピング/エレクトリカル 第八回:ジェネレーティブ・デザイン 第九回:設計CAE 第十回:バーチャルリアリティ