「エンジンのなかってこんな風になっていたんですね!」 【3DEXPERIENCE FORUM JAPAN 2019 直前対談・第二回】 ~ダッソー・システムズ日本法人トップにフォーブス ジャパン谷本有香が聞く~

 

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10月8日、9日 虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催

 

聞き手/谷本有香(Forbes JAPAN副編集長)
語り手/山賀裕二(ダッソー・システムズ株式会社 代表取締役社長)

 

 

山賀裕二(以下、山賀)  さて” 3DEXPERIENCE”を体感していただくには、このVRコンテンツがもっともわかりやすいかと思います。今回は航空機をモデルに3Dで体感できるVRです。

 

谷本有香(以下、谷本) (ゴーグルを装着して、操作について説明を受ける)えー!これすごいリアル! 面白すぎる! これはすごいですね!

 

山賀 実機と同じスケール、同じ構造です。デジタルツインによって、図面や言葉を越えた実エクスペリエンスを通じて、多くの気づきを得ることができます。

 

谷本 飛行機のなか……あ、ここはコックピット! 構造の中にも入っていけるんですか!

 

山賀 移動できる範囲はあらかじめ設定されていますが、このコンテンツではエンジンの内部にも入っていけるようになっています。

 

谷本 エンジンのなかってこんな風になっていたんですね。これは面白い、びっくりしますね。本当に産業革命、まさしくインダストリー・ルネサンスですね!

 

 

山賀 ご堪能いただけているようで何よりです。では、このような体験がなぜ現場だけでなくビジネスの意思決定にも効いてくるのかについて、もう少しお話ししていきましょう。

 

谷本 いや本当に素晴らしい体験でした。ありがとうございます。いままでのものづくりとはまったく違うプロセスを踏んでいることがよくわかりました。いま体験させていただいたエグゼクティブ・センターは、3DEXPERIENCE FORUM JAPAN 2019にも設置されたりしますか?

 

山賀 センターではありませんが、両日ともPlaygroundと名付けた展示会場に、いくつかの体験型コンテンツを展開します。今日の谷本さんのように実際に体感していただくのが、何よりですから。

 

谷本 これまでのものづくりとまったく違うだけに、説明するのが難しい側面はありますよね。こうしたツールが果たす役割は非常に大きいと思います。

 

山賀 特に大手企業はシステムを自前で構築している例が多く、部署も含めた仕組みとして旧来のシステムベースのプロセスで運用しています。少しくらい便利だという程度では、企業の制度まではなかなか変えられません。ビジネスのあり方を大きく変えるというスケールまで視野に入れた提案をはしなければなりません。

 

谷本 大手ほどシステムなどを含めて自前主義になりやすい傾向はありますよね。そういえば昨年、「ダッソー・システムズ自身がビジネスのポートフォリオの転換期にある」というような話も伺いました。

 

山賀 おっしゃるとおりです。我々も製造業のお客様とともに成長させていただいてきた。本来、新しい提案をするはずの我々の側が硬直してしまっていた面もありますね。

 

谷本 社内に対するテコ入れは、どんな風にされるのですか。

 

山賀 一言でいうと「あの手この手」ですが、やはり大きいのは人材ですね。これまでは弊社の事業に合う人材を中途採用で獲得して来ました。ダッソー・システムズという柱があって、そこに適材適所の人材という肉をつけていく。外から血を入れることの大切さについては理解しているつもりですが、ひとつ視点が抜け落ちていた。

 

谷本 というと?

 

山賀 ジェネレーションです。仕事のやり方や意識、もっと言うとその根底を支えるコミュニケーションが若い世代は違う。若いビジネスパーソンは、大人の成功体験をただ受け継ぐだけの存在ではないんです。新しいコミュニケーションや仕事のやり方を持ち込んでくれる貴重な戦力なんです。この新しさを入れなければならない。

 

谷本 その「新しさ」とは例えばどんな部分を指すのでしょうか。

 

山賀 例えば「国を意識していない」こと。今年の7月に弊社では「Dassault Systèmes Japan Hackathon 2019」として、国内外の大学生・院生を対象にした3日間のビジネス体感ワークショップを開催しました。そのうち半分は「海外」を経由してきた若者たちだったのです。海外留学を経験した日本人はもちろん、フランス、中国、韓国などから日本の大学に留学に来ている人もいた。おのずと言語や文化など多様な背景を前提とした議論が展開されるんです。

 

谷本 若い人たちは製品を開発し、販売する未来の働き手であり、潜在ユーザーでもある。彼らのマインドやその背景にあるものを、知っておく必要があるというわけですね。

 

山賀 ダッソー・システムズの日本法人は1994年に設立され、今年25周年を迎えました。設立時19名だった社員は現在700名となり、19の国と地域の社員が働いています。国や地域のダイバーシティについてはかなり進んでいます。今は世代間ダイバーシティを進める段階で、それが次の25年に寄与すると信じています。

 

\ 2019年10月8日、9日開催 /

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<バックナンバー>

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